漢方薬剤師・大久保愛さんの細胞から元気になる
5月の「食薬レシピ」

【2024年5月】
疲労や肌トラブルを回避するすっきり「そら豆レシピ」

新年度のスタート、GWと続き、緊張と楽しさから疲れやストレスに鈍感になり、気が緩む連休明け。不調が表れやすいタイミングでもあります。
あちこちの筋肉が凝ったり、胃腸の動きが悪くなったり……。気を紛らわせるために、偏食、夜更かしといった生活習慣を悪化させる行動をとってしまうことも。その結果、体臭や口臭、酒さ(顔の赤み)、脂漏性湿疹、膨満感、便秘、口内炎、おりものなどの不快症状に悩まされる人もいます。
今月は、何かを食べるよりも悪習慣をやめることを意識しつつ、肝臓や腸の働きを助ける食材でデトックスを促していきましょう。

◆今月のキー食材

そら豆

肌トラブルやむくみなど美容面のトラブルも増える5月。肝機能を高めるレシチンと腸を動かす食物繊維で解毒を促していきましょう。そら豆はタンパク質やビタミンB群、ビタミンCなども豊富に含むため、疲労回復にも役立ちます。鮮度が落ちやすい野菜なので、さやごと購入し3日以内に食べるようにしましょう。

◆レシピ紹介

デトックス+腸活
そら豆の簡単豆乳ポタージュ

冷製でも温めても美味しい簡単ポタージュ。発酵食品の味噌と、食物繊維が豊富なゴマを合わせてコクを出します。便秘や肌荒れの強い味方。

動画で作り方をチェック

材料(2人分)
そら豆       100gくらい
味噌        約大さじ1.5
豆乳        400㎖
おろしショウガ   2片
すりゴマ      大さじ2

作り方
①そら豆は外皮をむき、レンジ(600W)で2分ほど温める。
②あら熱が取れたら薄皮をむいたそら豆をボウルに入れ、ヘラなどを使って粗くつぶす。
③ボウルに味噌とショウガ、すりゴマを入れて混ぜ合わせ、豆乳で溶いたら完成。

Point
*仕上げにお好みでブラックペッパー、オリーブオイルなどを垂らして。
*味噌の量はお好みで調整してください。
*お鍋で再加熱して、温めても美味しいです。

 

手軽に不調をレスキュー
そら豆と鮭のトルティージャ

タンパク質、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維、抗酸化物質を詰め込んだトルティージャ。ちょっと不調を感じる、手抜きしたい日のお役立ちレシピ。

動画で作り方をチェック

材料
そら豆       100gくらい
玉ネギ       1/2個
パプリカ      1/4個
焼き鮭       1切れ
卵         3個

作り方
①そら豆は外皮をむき、レンジ(600W)で約2分温めてから薄皮をむく。玉ネギはみじん切り、パプリカは1センチ角にカットする。
②クッキングシートを敷いたフライパンで玉ネギをよく炒め、そら豆とパプリカ、ほぐした焼き鮭を加える。
③材料に火が通ったら、溶き卵を加えてよく混ぜ、フタをする。
④卵が固まったら完成。

Point
*ドレッシングやケチャップ、ソースなどお好みの味わいで。
*クッキングシートを利用することで後片付けが楽になります。

 

Profile

漢方薬剤師・大久保愛さんの細胞から元気になる 8月の「食薬レシピ」

大久保 愛(Ai Okubo)

薬剤師、漢方カウンセラー。北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとする医療と美容の専門家として商品開発や執筆、企業コンサルティングなどに携わる。


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