漢方薬剤師・大久保愛さんの細胞から元気になる
1月の食薬レシピ

【2025年1月】
キウイで一年を元気にスタート!

新しい1年が始まりました。年末年始はゆっくり過ごせたでしょうか?
長い連休で生活習慣が乱れ、新年早々に風邪をひいたり、ストレスに負けたり、太ったり、お手入れをサボってシワが増えたり、自律神経を乱したりする人が多い時期です。
1月は食薬の基礎に戻り、腹7〜8分目、姿勢を正す、ひと口につき片あごずつ15回ずつ噛む、甘い飲み物や麺やパンなどを控える、たんぱく質と食物繊維が不足しないようにするなど、見直しをしましょう。余裕があれば、抗酸化物質やビタミンDといった、冬に必要な栄養を取り入れる意識を持つのがおすすめです。

◆今月のキー食材

キウイ

キウイの旬は冬。寒い時季のエイジングケアに必要な抗酸化物質をたくさん含むフルーツです。たんぱく質の分解を助けてくれるアクチニジンという成分を含むので、デザートのほか、お肉の下味としても優秀な食材。ビタミンC、食物繊維、鉄、葉酸など女性にうれしい栄養素が豊富なのもポイントです。

◆レシピ紹介

疲れ肌をベースから整える
ポークステーキとキウイのサルサソース

キウイで下味をつけるとお肉がやわらかくなるだけでなく、栄養の吸収が高まります。疲れているときにおすすめのボリューミー&ヘルシーメニュー。

→動画で作り方をチェック

材料
豚ロース                          200~300g
キウイ                   2個
トマト                   1個
キュウリ                  1/2本
玉ネギ                             1/4個
酢                                    大さじ2
おろしニンニク              2片
塩                  適量
タバスコ                         お好みで

作り方
①キウイ(1個)とトマト、キュウリ、玉ネギをそれぞれ1センチ角にカットする。
②豚肉とキウイ(1個)、塩(小さじ1/2)、おろしニンニク、ブラックペッパーをジップ袋に入れ、キウイをつぶしながらなじませ30分間置く。
③豚肉を取り出して両面焼き、皿に取る。
④②のジップ袋に残ったものと①を加えて、酢、塩、タバスコで味を調え、中弱火でさっと全体を絡めてサルサソースを作る。
⑤豚肉に④をかけたら完成。

Point
*鶏肉や牛肉に変えても美味しいです。

 

気分も肌もリフレッシュ!
キウイとブリのカルパッチョ

生活習慣の変化によるストレスを感じるとき、気分が落ち込むときには、抗酸化物質で対策。マスタード、レモン、ルッコラ、ディルなどアクセントになる食材を組み合わせて。

→近日中に動画を公開予定

材料
キウイ          1個
ブリの刺身        200g
粒マスタード       大さじ1
レモン汁         大さじ1
醤油           小さじ1
オリーブオイル      大さじ1
塩・ブラックペッパー   お好みで
ルッコラ・ディル     お好みで

作り方
①キウイ(1/2個)を粗みじん切りにし、粒マスタード、レモン汁、醤油、オリーブオイルと和える。
②皿にルッコラを敷いてブリを盛り付け、①を回しかける。スライスしたキウイ(1/2個)とディルを飾る。

Point
*レモン汁は酢でも代用可能です。

 

Profile

漢方薬剤師・大久保愛さんの細胞から元気になる 8月の「食薬レシピ」

大久保 愛(Ai Okubo)

薬剤師、漢方カウンセラー。北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとする医療と美容の専門家として商品開発や執筆、企業コンサルティングなどに携わる。


公式インスタグラム:https://www.instagram.com/aivonne85/

公式ツイッター:https://twitter.com/Ai_loveflower