漢方薬剤師・大久保愛さんの細胞から元気になる
1月の「食薬レシピ」

【2024年1月】
一年を前向きにスタートする「カリフラワーレシピ」

1月といえば、初日の出から連想して太陽が思い浮ぶかもしれません。けれども実際はお昼の時間が圧倒的に短く、冷たい乾燥した空気のせいもあり、風邪を引きやすく、ほかにも肌の乾燥や体内時計の乱れ、骨密度の低下、やる気が起きないといった不調を感じることがあります。
そこで、日差しを浴びることは忘れずに、ビタミンC、D、Kとカルシウム、食物繊維などを摂り、連休中の食べ過ぎなどによる内臓疲労の解消も兼ねて、空腹を感じる練習を始めてみましょう。

◆今月のキー食材

カリフラワー

長期休暇でリフレッシュできた方も多いと思いますが、一方で老廃物や毒素を蓄えていることも。腸と肝臓のダメージ軽減に役立つ、ビタミンCやスルフォラファン、食物繊維を多く含むカリフラワーでデトックスを。骨密度を高めるのに必要なビタミンK、むくみの改善に効果的なカリウム、貧血対策になる鉄や葉酸なども含むので、キレイで元気になりたい人におすすめです。

◆レシピ紹介

美肌・疲労回復・睡眠の質アップ!
ガーリックシュリンプ&カリフラワー

美肌に導くアスタキサンチン、疲労回復が狙えるタウリン、睡眠の質を高めるグリシンなど冬に欲しい栄養がぎゅっと詰まったエビと、風邪対策や気力を養うのに効果的なガーリックでまとめた一品です。

漢方薬剤師・大久保愛さんの細胞から元気になる 12月の「食薬レシピ」

動画で作り方をチェック

材料
エビ           15〜20尾くらい
カリフラワー       1/3株
ニンニク         2片
オリーブオイル      大さじ2
塩・ブラックペッパー   それぞれ適量
パセリ(ドライでも可)  お好みで

作り方
①エビは殻をむいて背ワタを取る。カリフラワーは一口大にカットし、ニンニクはみじん切りに。
②ポリ袋にエビ、カリフラワー、ニンニク、オリーブオイル、塩、ブラックペッパーを入れ良くなじませ、10分くらいつけておく。
③フライパンでカリフラワーを3〜5分くらい炒める。
④残りの材料もフライパンに加え海老を両面焼く。
⑤仕上げにパセリを全体にからめたら完成。

Point
*むきエビを使用してもOKです。大きめのほうが食感を楽しめます。

ご飯なしでも大満足♡糖質オフ
カリフラワーカレー

ダイエットメニューで知られるカリフラワーライスやオートミール。この2つの食材をルーのように活用したご飯いらずのカレーです。グルテンフリーかつ油の使用も最小限でヘルシー。

漢方薬剤師・大久保愛さんの細胞から元気になる 12月の「食薬レシピ」
動画で作り方をチェック 

材料
鶏ひき肉         200g
カリフラワー       1/2株
ニンニク         1片
玉ネギ          1/2個
オートミール       大さじ4
カレーパウダー      大さじ1.5
味噌           大さじ2
水            500㎖
醤油           小さじ2
チョコレート       2片

作り方
①カリフラワーは粗めのみじん切り、ニンニクはスライス、玉ネギはみじん切りしておく。
②鍋で玉ネギとニンニクをよく炒め、カリフラワー、鶏ひき肉、カレーパウダーを加えサッと炒める。
③残りの材料をすべて鍋に加え、15〜20分、中弱火で煮込んだら完成。

Point
*チョコレートはできればハイカカオで。

 

 

Profile

漢方薬剤師・大久保愛さんの細胞から元気になる 8月の「食薬レシピ」

大久保 愛(Ai Okubo)

薬剤師、漢方カウンセラー。北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとする医療と美容の専門家として商品開発や執筆、企業コンサルティングなどに携わる。


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