漢方薬剤師・大久保愛さんの細胞から元気になる
11月の「食薬レシピ」

【2024年11月】
サクラエビで秋のエイジングケア

空が澄んできれいな季節になりましたね。キノコ類や栗、サツマイモ、サンマ、ジビエなど食べ物も美味しい時季です。けれども気候的には、雲がないことで寒暖差が激しく、喉がイガイガしたり、急に咳き込んだり、自律神経が乱れたりすることも。
秋の味覚を味わおうとパスタやクリーム系の濃厚な料理を食べ過ぎて糖質過多になるケースもあります。抗菌・整腸作用などが期待できる食材を選んで、内側からエイジングケアを。

◆今月のキー食材

サクラエビ

丸ごと食べることができるピンクのエビは、エイジングケアに欠かせないアスタキサンチンが豊富。また、キチンやキトサンなどの動物性食物繊維のほか、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄なども豊富で、免疫のサポートや疲労回復にも役立ちます。気象の影響を受けやすい秋の美容と健康にぴったりの食材です。

◆レシピ紹介

秋の風邪やだるさ対策に
サクラエビの簡単バインセオ

ナンプラーとお酢さえあれば簡単にアジアンテイストに。抗菌作用が高く、エネルギーチャージにぴったりのココナッツオイルと合わせて秋の風邪やだるさ対策を。

→動画で作り方をチェック

材料(2人分)
A)
サクラエビ      50g
モヤシ        1パック
ニラ         1束
豚肉         100g
ニンニク       1片
お酢・ナンプラー   各大さじ2
みりん        大さじ1
鷹の爪        お好みで
ココナッツオイル   適量

B)
ライスペーパー    2枚
溶き卵        2個
ココナッツオイル   適量

レタス        お好みで

作り方
①豚肉は食べやすい大きさ、ニラは3センチ幅に切り、ニンニクはスライスする。
②Aの材料をココナッツオイルで炒める。
③クッキングシートを敷いたフライパンにBのココナッツオイルをなじませてから、乾燥したライスペーパー(1枚)をのせ、溶き卵1個分を広げる。
④その上に②の半量をのせて包むようにして半分に折りたたみ、お皿にレタスと一緒に盛り付ける。
⑤同じようにしてもう1枚作る。

Point
*豚肉は細切れを使ってもOKです。
*サクラエビは生でも乾燥でも、お好みで。

 

乾燥をケアして秋の美肌づくり
サクラエビのジャガイモガレット

一気に湿度が下がり乾燥が気になる秋。抗酸化力の高いアスタキサンチンが豊富なサクラエビと、熱に強いビタミンCを含むジャガイモの生地でエイジングケア&美肌づくり。

動画で作り方をチェック

材料
ジャガイモ      1〜3個 (300g)
サクラエビ      50g
塩          小さじ1くらい
コショウ       お好みで
ディル        お好みで
オリーブオイル    適量

作り方
①千切りにしたジャガイモとサクラエビ、塩、コショウをよく混ぜる。
②クッキングシートを敷いたフライパンに多めのオリーブオイルを入れ、①を広げる。ジャガイモ同士がくっつくようにフライ返しで押しながら焼く。
③裏返して、オリーブオイルを追加しカリッとなるように両面焼く。
④お皿にのせ、ディルを添える。

Point
*サクラエビは生でも乾燥でも、お好みで。
*アスタキサンチンが豊富なサーモンなどトッピングしても美味しいです。

 

Profile

漢方薬剤師・大久保愛さんの細胞から元気になる 8月の「食薬レシピ」

大久保 愛(Ai Okubo)

薬剤師、漢方カウンセラー。北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとする医療と美容の専門家として商品開発や執筆、企業コンサルティングなどに携わる。


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