talk>>ピラティスマスタートレーナー・星静香さん
本来の力を輝かせる心と体のつくり方
理由のわからないモヤモヤとなんとなく付き合い続けている。
なんだかすっきりしないけど、これが普通。
女性の心と体はホルモンの分泌量に大きく左右され、そのために起こる不調を“ゆらぎ“と呼びます。実はとても大事なサインなのに、「こんなもの」だと思って放置していませんか?
KNOW YOUR ORIGINの代表・瀬尾もそんな一人でした。いくつもの体からのサインを見て見ぬふりをし、多嚢胞卵巣症を患い、流産を経験。自分と同じような経験をする人を一人でも減らしたいとの想いで、インナーブースター「Beauty Charge -Femcare-」を開発しました。
さまざまな困難を乗り越え、自分らしい生き方を見つけて輝いている人はたくさんいます。
talkでは、瀬尾がそうした真の“美しい人”をお迎えし語り合います。
1回目のゲストは、「Beauty Charge -Femcare-」のご愛用者で、ピラティスマスタートレーナーの星静香さんです。ピラティスとの出会いによって大きく変わったという人生観。静香さんの体験を通して、“自分を信じる力”を備えてみませんか。
・心も体もボロボロだったモデル時代
・クセをほどいて楽な生き方を手に入れる
・心に従い、希望を持てる自分に
心も体もボロボロだったモデル時代
瀬尾
静香さんに初めて会ったのは10年くらい前ですよね。
静香さん
あるピラティススタジオのワークショップが最初だったかな。私は朝活で参加したのだけれど、有里佳さんはどうして?
瀬尾
日本で初めて整形外科クリニックを併設した、予防医療的なピラティスを学べることに興味があったんです。アメリカでは医療機関を併設しているピラティスは一般的なので、日本にも広がってほしくて。静香さんがピラティスを始めたきっかけはなんですか?
静香さん
20代の頃、モデルの仕事をしていたのですが、見た目の表面的な美しさばかりを追求した結果、自分の心身に無理な負担をかけてしまったのね。ぎっくり腰を繰り返し、体もあちこち痛んでいき、肌もボロボロ……そうなると精神的にも病んでいく。そのうちウォーキング講師としてショーウォーキングを指導する立場になり、体を痛めるウォーキングのメソッドを教えることに罪悪感を覚えて。表面だけ取りつくろうのではなく、解剖学的に正しく美しく見せるメソッドを伝えられるようになりたくて、いろいろ試してみた中でピラティスに出会いました。
瀬尾
ピラティスのどんなところに共鳴したのでしょうか。
静香さん
体を正しく動かすことで、こんなにも心も体が変わるのかと実感できたことかな。人間は良い機能をたくさん持って生まれてきているのに、知らないから正しく使えず、痛みや不調を抱えてしまう。ピラティスのメソッドを知ったときに、人間として生まれたからにはちゃんと体を使わなきゃと思えたんです。実際に体の使い方をわかった上で歩くと痛みを感じないし、堂々と自信を持ってウォーキングできるようになります。
今までとは違う体の使い方を覚えるには、向き合い方から見直す必要があるので大変だけれど、心が変わらないと体もうまく動かない。そうやって心身のバランスをとることで備わっている機能を使えるようになり、美しくなれる。不調を根本的に解決していける素晴らしいメソッドだと確信できたんですよね。
瀬尾
根本からアプローチしたいというのはKNOW YOUR ORIGINと同じですね。表面上だけきれいでも、内側が整っていないといつか無理がきてしまう……。
静香さん
みんな、それぞれ悩みを抱えているはず。でも、自分の軸がしっかりしてくると、困難に見舞われても「たぶん大丈夫」って思える強さが生まれる。だから、その悩みの“何がそうさせているのか”という根本を変えたら、ガラッと人生が変わるんじゃないかな。
クセをほどいて楽な生き方を手に入れる
瀬尾
ピラティスを通して多くの方々の体を見ている中で、静香さんはどんなことを感じますか。
静香さん
体を上手に使えている方は、残念ながらほとんどいないですね。「見直したら今までの何倍もハッピーになれるのに!」って。
ピラティスを体験すると、使い方が間違っていたから痛みが出ていたことに気づく人も多いです。みんな正しい体の使い方を教わらないので、痛みが出たらその場しのぎで体を動かし、それが習慣化して痛みが日常的になってしまう。生きていると自然に生まれる心や体のクセが悪影響を及ぼすのです。だからこそ出会えた方には、5年後10年後にプラスになることをたくさん伝えていきたいと思っています。
瀬尾
静香さんがピラティスを教える上で大事にしていることは?
静香さん
皆さん、「自分の使い方が悪かったからこうなった」と思いがちなんです。でもそうではなくて、心や体のクセは自然と生まれるもの。凝り固まったり、よじれてしまったりした心と体をほどく方法として、ピラティスのメソッドを日々のライフワークにうまく組み込んでもらいたいと思っています。
ピラティスは、型が上手になることを目標とするエクササイズではありません。呼吸方法や歩き方、睡眠など、本来の楽な生き方を取り戻すための意識を育むものなんです。赤ちゃんの頃は誰もが当たり前にできていたことをもう一度見直し、心地よい心と体をつくっていきます。
瀬尾
自己肯定感が低いあまりに、叶えたいことをあきらめてしまう方はいらっしゃいますね。何か毎日の生活に組み込めるメソッドはありますか?
静香さん
一番のおすすめで絶対取り入れてほしいのは“深呼吸”。時々、自分の呼吸を確認して、浅くなっていると感じたら必ずやってみてほしいです。
ピラティスでは肺に空気を取り込む胸式呼吸をおこないます。お腹を引き締めて胸をふくらませる意識で深呼吸してみてください。肺が動くと空気が体内を循環し、体の内側が生きてくるのを感じると思います。
体が崩れ切っていると深い呼吸ができないばかりか、元に戻すのも大変なので、こまめにチェックして呼吸が浅くなってきていると感じたときには、すぐに深呼吸するようにしましょう。
心に従い、希望を持てる自分に
瀬尾
女性活躍が社会課題になっている現在において、女性が本来持つ力を発揮するために、体調管理は重要だと考えています。けれども日々、仕事や育児に追われる女性が、自分の心身と向き合う時間をとることは難しいのも事実。静香さんも常に忙しくされていますが、どのようにして時間をつくっていますか。
静香さん
私はもともと何かやっているほうが元気でいられるので、やりたいことを我慢しないことがすべてのモチベーションになっているし、心身と向き合うことが仕事でもあるため、無意識に考える時間をとっている感じです。
心に従って生きると「それでダメなら仕方ない」と思えるから、自分で納得できるんですよね。とはいえ忙しすぎるのは自分でも課題だなと感じていて、サポートしてくれる方々に感謝しながら仕事に臨んでいます。
ピラティスに出会う前は筋肉が付きにくい体で、心と体に軸がないから気分の浮き沈みも激しく、生きることがあまり楽しくありませんでした。ピラティスを通してbody、mind 、spiritというものの統合や、それらのバランスをとることを学ぶうちに自分で自分を認められるようになり、心がゆらぐことがあっても必ず希望を見いだす力が備わりました。誰にどう思われてもいいと、自分を信じられるようになったんです。
瀬尾
静香さんがそんなふうに悩みを抱えていた時期があるなんて知りませんでした。私もピラティスを始めたら、単純なエクササイズという枠を超えて、心の持ちようや人生観、ライフスタイルが変わりました。
静香さん
妊娠中はもちろん、有里佳さんが産後10日目でピラティスを復帰したことに驚いた方もいるよね。でもピラティスは体を一からつくるものだから、そのときのライフステージや生き方に合ったメソッドを提案できるので、奥深くまで心と体をつくることができるのも良いところだなあと思う。
瀬尾
まだ本人が気づいていない、内に秘めたポテンシャルを引き出せる可能性を提案できるという点は、「Beauty Charge -Femcare-」も一緒ですね。「肌がきれいになったことで自信がついて、新しいことを始められた」といった言葉を頂くと心からうれしくなります。
KNOW YOUR ORIGINに関心を寄せてくださる方には、心と体に向き合うことを大切にされている方が多いのですが、最後に静香さんからメッセージを頂けますか。
静香さん
今、苦しんでいるのが人生じゃない、ということをお伝えしたいです。やりたいように生きられるように生まれてきたのだから、やらなければもったいない!
If you wanna be happy,be.(幸せになりたいなら、なればいい)を心がけてみてください。あなたが幸せになりたいと心から願うのなら、それは叶います。あなたの人生をつくるのはあなた。あなたの人生はあなたが願うようになれるのです。
信じられるものがなかった私も、自分の意識が一つ変わっただけで、心も体も本当に楽になりました。苦しさを感じたら自分と向き合ってみてください。サポートしてくれる存在にもきっと出会えるはずです。
瀬尾
静香さん、ありがとうございました。KNOW YOUR ORIGINでは、「Beauty Charge -Femcare-」の使用方法のほか、女性の心と体にまつわる疑問や悩みに寄り添うアポセカリーサービスもおこなっています。ECサイトや公式LINE、InstagramのDMからご利用くださいね。
Profile
星 静香(Shizuka Hoshi)
モデルとして活動しながら2000年代後半よりモデルの育成、ショーウォーキング講師として実績を積む。本物のピラティスを学ぶため、本場ニューヨークにて複数のピラティス団体の資格を取得し、ピラティスインストラクター、姿勢・ウォーキング講師として活動を開始。2018年に独立し、ピラティススタジオAll Present Pilates Tokyoを立ち上げ現在に至る。ピラティスインストラクター養成講師としても活動中。
公式Webサイト:https://www.allpresentpilates.com
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/allpresentpilates/